ミスター慶應コンテスト2008 福永今日海

今日、すごい腹立たしい出来事があったので、それをわかって欲しい



コケコッコーの声と共に、今日俺はこの世に生まれた。


運命の分かれ道。


そして俺は、



ひよこにはなれなかった・・・



そぉ、産まれる前に死に、食べられる運命にあるということ





お母さんのお腹にいるときには思いもしなかったさ



まさか自分が・・・


セブンイレブンのおでんの具として煮込まれるなんて・・・・・・・・


そりゃもぉ。


グッツグツに・・・・・



今、俺が思う事。



誰か！いい感じに煮込まれて、味か染み込んだ俺を、どうか美味しく食べてください！





今、俺が願う事。



どうか神様！煮込まれ過ぎて捨てられませんように！




そんな時、おでんの具を真剣に見つめてる男が１人。




俺はつるつるのボディを必死でアピールした




アピールの甲斐あって



その男に見初められたさ。



そりゃぁもぉ、嬉しそうな顔して俺をえらんだよ



こっちの作戦だともわからずにバカな男だ




そいつは、よっぽど俺が好きなんだろうなーー




そりゃぁ、もう、美味しそうに俺をほうばったさ！



まあ、思いのほか、痛くなかったな。




そいつが最後の一口にさしかかろうとした時、



俺が、報われるその瞬間に、別の男が現れた。



どぉやら俺に夢中な男の友達らしいが



そいつは突然



おもむろに、おでんの容器を奪いとり、



嬉しそうな顔して




わざと




わざと俺を





冷たいアスファルトの上に





ぶちまけたんだ！




何の抵抗もできないまま




俺は代官山で転がった。。。。。




ひよこになれなかった現実



おでんの具として生まれ変わった現実



結果、アスファルトを転がった現実





俺はどっちの現実も受け止める事ができなくなっていた



復讐してやりたい！


あの男に！






なあ！堀場！！！




ただ俺を嬉しそうにほうばってくれた今日海にはありがとうと言いたい！