占い ミスター慶應コンテスト2008 山元浩平 - 矢上祭第2話 「感」

第1話 「黎明」

 

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ベッドから飛び起きた俺の前に突きつけられたもの。

 

 

 

 



朝 9時5分を指す時計 (遅刻すれすれ)




すね毛が生えた右足。

 

 

 

 

つるつるの左足。

  

 




俺の無常感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


プライスレス!

 

 

 

 

 

いや、そんなこと言ってる場合じゃないって!!

 

 

 

 

 

 

と独りむなしくノリツッコミしている俺の前に、 

 

 

 

 

 

ここで、




 



ライフカードが舞い降りてきた!






そこには、こう書いてある。


 

1、おもむろに右足の毛を剃る。

 

 

 

2、ツルツルになっている左足に育毛スプレーを吹きかけてみる

 

 

 

3、行く

 

 

 

 




いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから3しかないから!!!!




てことで、俺はとにかく急いで大学へ向かった。






天気は雨。






まるで、これからの俺の行く末を占ってるかのように思えた。

 

 

 

。 。 。 。 。 。 。 。 。

 

 

 

焦っている俺をあざ笑うかのように、時はどんどん進んでいく。

 

 

 

 

 

いくら、俺が嘆き叫ぼうと、時間は待ってくれないのだ。

 

 

 

 

そうやって、

 

 

 


ひろみ、かずえが衣装を持って来てくれて、俺に化粧をするのを楽しんでたり、

 

友達が応援に来てくれたり、





茶化しに来たりして、

 

 

 


時間は流れていき、

 

気づいたら、本番前になっていた。






ステージの内容は、めんどくさいから詳しく書かないけど(ここが一番重要)、






一つだけは言える。

 

決して良い出来ではなかった。






トークにしろ、見た目にしろ、

 

 

決して胸を張れるものではなかった。

 

 

 


終わった時に






負けた。






俺はそう思った。






別に誰に対してとかそういうわけじゃなくて、

 

 

 

 

ただ漠然と。

 

 

 

 

 

 

俺は自分自身に対する無力感にまみれていたんだ。






そして、

 

 

 

 

その後どっと俺を襲ってきたのが、

 

 

 

 

疲労感だった。


そう言えば、昨日も2時間くらいしか寝ていなかった。

 

 

 

 

。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。

 

 

 

 


そんな感じで、色々な、負の感情を抱えたまま突入した結果発表。






俺は、スタッフに言われるがまま、ステージへと上がっていった。

 

 

つづく

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